自分の身を守るための離婚協議書の書き方(家を追い出されてからじゃ遅いんですよ!!)

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こんにちは。

離婚って大変ですよ、これまで一緒に暮らしてた人間から

「もう離婚して他人だから、さっさと出て行って」

なんて言われて、身一つで出て行くことになり、満喫やホテルなどを転々とすることになりました。引越しも終わって、少し余裕が出てきたので書いていきます。

まず、離婚協議書の書き方とは?を書いていた時に気付かなかったことは、

離婚協議書に各項目は「自分に起こり得る最悪の想定」を回避するために書くこと

です。まさか家を追い出されるなんて思っていませんでした。一時でも夫婦だった仲の人から「他人だから出ていけ」という無情な言葉を聞くなんて・・・

なんて言うのは甘えですね。一旦情が切れれば、それこそ他人。相手の気持ちを考えることなんて馬鹿らしくてしません。ちょっと考えれば当たり前の話です。

これに関しては、単純に私の想定が甘かった。単純に言えば「自分に起こる最悪」を考えず、何とかなるだろうと甘えていたんですね。

今、これを読んでいる人は少なからず離婚協議書に興味があって読んでいるはずなので、

離婚協議書を書く際に
離婚する際に何が起こると自分が一番困るか、を考えて書くこと

を絶対に覚えておいてほしいです。例えば

・いつまでに離婚できるか(離婚の合意、離婚届の提出)

・お金が貰えないと困る(財産分与、慰謝料、養育費)

・子供の親権

などは重要だと思っているだろうし、弁護士などを入れずに離婚協議書を書く場合でも忘れることはないと思います。

しかし、

・弁護士をつけず、問題が起こった時の話し合いがうまくいかないときにどうするのか

→私の場合は間に入ってくれる人がいましたが、万が一弁護士を立てなければ話し合いが出来ない、という場合「どっちが費用を払うのか」など余計な火種が増えることが考えられます。

二人での話し合いで上手く折り合いがつかない場合、立場が弱い方が譲らないといけないことが往々にしてまかり通ってしまいます。(お金を持っている方・権利を持っている方など)
自分の身を守るためにも、必要なことを考え、毅然とした態度で主張をしていきましょう。

自分の身を守れるのは自分のみです。

(どちらかが家に残る場合)
・退去する者がどっちで、いつまでに出ていくか(いつまで家にいても良いか)

→私が今回困ったのがこれです。確かに、離婚届を出せば他人、他人が同じ家に居るというのはオカシイ!という理屈はアホみたいですが、通ってしまいます(少なくとも私はそう感じます)。
必ず出ていく方が離婚協議書に気を配るべきです。

・出ていった場合の郵便物の扱い

→引越しが終わり、郵便局に転居届を提出するまでに時間がある場合、郵便物の取り扱いについては相手に任せなくてはいけなくなります。万が一、重要な書類でも、「他人」に任せることは危険と考えて、条項に郵便物の扱い方も入れておくべきかもしれません。

・お金以外の財産分与

→貨幣に関しては数字で二分割がしやすいので、分かりやすいです。
しかし、二人でお金を出し合って買った家具や電化製品をどう扱うか、も決めておくべきです。

・引っ越し時の取り決め

→引越しをする際に、上記の『お金以外の財産分与』で取り決めたものを持ち出すときのための
「持ち出すものリスト」を作成しておきましょう。

引越しをする際やした後に「勝手に〇〇を持って行った(盗まれた)」「引っ越しの際に家を傷つけられたから修繕費を払ってほしい」など、事実と異なったことを主張された場合、書面を用意しておくことで、万が一のことがあっても自分の身を守れる可能性が上がります。

・公正証書にするか、否か

→財産分与のように、1回の支払いで終わるなら良いが、慰謝料や養育費のように分割で支払いを想定するものに関しては、必ず公正証書を作り、履行されなかった場合にすぐに差し押さえが出来るように対処を考えておく。

また、公正証書の作成費もお互いで折半するのか、どちらかが負担するのか、なども同じく決めておくべきです。
公正証書の作成費はいくらかかる?を見てみると、書類自体で養育費や財産分与、慰謝料などの支払金額に応じて手数料がかかるようです。
加えて公正証書の枚数なども加味されることで金額が変わり、尚且つ現金で支払わなければならないようです。

ただでさえ、離婚で精神も疲弊しているときに、自分の身を守るための公正証書の料金も全額負担・・・なんてことになったら目も当てられませんよね。

以上のことは案外見逃しがちです。まぁまぁ穏便に進んだ方(だと自分では思っている)私でさえ、これだけのことを離婚協議書に書いておけば、もう少しは楽だった。と感じています。

安易に離婚協議書に同意するのではなく、必ず時間をおいて考えてから同意をするようにしてほしいと切に願います。

何度も言いますが

離婚をしたら赤の他人であり、そんな人のことを気を使って考えてくれる訳がない

ということを肝に銘じて、自分がどんな状況になったら困るか

を深く考えて、「まぁ大丈夫だろう」と油断や妥協をせず、離婚協議書を作ってくださいね。

そして、本当に困ったときにはちゃんと専門家の人に相談して、自分が困らないようにしてください。

コメント

  1. […] 詳しくは家を追い出されました(自分の身を守るための離婚協議書の書き方)をご覧ください。 […]

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